忘れて欲しくない手続き
決意表明と同じタイミングで
前回の記事では決意表明として開業届けを出しましょうと言いました。
その際に一緒に出しておいた方がいいものに
"青色申告承認申請書"というものがあります。
こちらの申請書についてこの記事でお話ししていきます。
青色申告承認証明書って
青色申告をする前に事前に税務署に届ける書類となっています。
青色申告承認証明書には提出できるタイミングが定められています。
- 青色申告をしようとする年の3月15日まで
- 事業開始の日から2ヶ月以内
上記のどちらかのタイミングで提出が認められます。
開業届けを提出する際同時に提出する事をお勧めします。
慣れるまでは少し大変ですが青色申告特別控除を受けることができる
青色申告の方が非常にお得となる、節税となる事が多いので
是非青色申告に挑戦しましょう。
青色申告とは何か、どのようにするのか
など詳しいことは改めて記事にしようと思っております。
書き次第こちらにもリンクを貼るようにします。
記入に際して
- 職業
内容を具体的に書きましょうとありますが
私の場合音楽家と書きました。
俳優の方は俳優でも構わないと思います。
何をしているかがわかれば問題ないです。
小売業や販売業の方は具体的な内容として
何を販売してるか、を記入した方が良いそうです。
ex.)洋菓子小売、装飾品小売など
- 簿記方式
簿記とは会計の情報を会計簿に記入することを指します。
簿記の方法には複式簿記と簡易簿記があるのですが
是非、複式簿記を選んでください。
簡易簿記の方が確かに簡単なのですが
青色申告をしようとする前々年の売上が300万円以下の人
に限られていたり、参考になる情報が少ないです。
簿記検定で学んでいく内容は複式簿記に対応しており、
自分の事業の記帳をしながら簿記検定の基礎的な内容を身に付ける事ができます。
是非複式簿記を選んでください。
慣れればとっても簡単です。
終わりに
どんどん公的な手続きが出てきますね。
やらなければならないことは早めにやってしまいましょう。
いずれは提出しにいかなければなりませんし、
一度提出すればそのあとは事業を廃止するまでは
提出が必要ありません。
僕は開業届けと青色申告承認申請書の提出が遅れてしまったことで
音楽大学を卒業して2年目に100万円とは言わないまでも
60万円ほど損をしてしまっていたことがあります。
早めに提出をして、卒業後初年度から
青色申告に取り組みましょう。
参考になるものは沢山あります。
一度思い切ってやってみると案外簡単だと気づくと思います。
是非早めに取り組んで見てください。