ちょっと待った!それだと損しない?持続化給付金
持続化給付金を100%有効活用するために
過去2つの記事で持続化給付金について書きました。
1つ目の記事で概要と給付額
2つめの記事で申請に必要な書類について説明しました。
ここまできたら後は申請するだけ!
持続化給付金の特設ホームページに行って
早速申請しようとしている方も多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください。
申し込む内容や金額によっては損してしまうかも?
個人事業主が事業を続けるために申請する事ができる給付金です。
5月31日までの非常事態宣言の延長が決まりましたね。
一度給付を受けると2度と受け取る事が出来ない給付金ですので
事業を続けるために賢く申請しましょう。
対象月の月間収入
給付額の計算式に対象付きの月間収入という言葉がありました。
こちらの条件を今一度確認してみましょう。
"前年同月比で-50%の月"という条件があります。
逆にこの条件が達成されていれば何月の収入で申請しても構わないんです。
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月間事業収入が、前年同月比50%以下となる月で任意で選択した月を【対象月】と呼びます。対象月は2020年1月から12月までの間で、事業者が選択した月とします。
こちらの文言は持続化給付金ホームページに掲載されている文章です。
- 4月は3月に働いていた分の事業売上があったのでなんとか生活できた。
- 4月はまったく仕事がなかったため5月の事業売上が0になってしまう。
という方は今すぐの給付がお望みでなければ
5月の月末締めの後に申請するのが良いでしょう。
計算式を見返してみると
給付額=2019年の年間事業収入-対象月の月間事業収入×12
対象月の月間事業収入が最も少ない月を選ぶと給付額を増やす事ができます。
国の意図としていることは異なるかもしれませんが
2020年1月から12月のまでの間で、事業売上が最も少ない月を対象月に選び
申請期限の2021年1月15日までに申請をするのが最も給付額を増やす方法でしょう。
※上限は100万円ですのでこれを超える場合はいつ申請しても変わらないです。
給付額を増やすと事業の収入が増えることになります。
持続化給付金を沢山もらっても
確定申告の時に"この人には必要なかったな"と判断されると
税金という形で請求されます。
しっかりと会計処理をすると共に生活費との兼ね合いを考えながら
事業の再起を図った事業投資に積極的に回すのが良いでしょう。
10万円未満は切り捨て!?
給付額の計算のところに、10万円未満は切り捨て
という条件があります。
端数は切り捨てられるんだな〜くらいに思っていたのですが
ふと考えると結構金額が変わります。
必ず給付額の計算は申請する前に行ってください。
- 100万円だった場合100万円
- 99万円だった場合90万円
99万円ももらえて嬉しい!と思っていたら
10万円未満が切り捨てられて90万円になってしまいます。
これは覚悟して申し込むのと知らずに申し込んで後悔するのでは
気持ちの持ち方が大きく異なると思います。
終わりに
こういった内容を書くとがめついミュージシャンだと思われてしまうかもしれません。
事実そうなのかもしれません。
しかし、還付金しかり持続化給付金しかり
国が公的に認めてフリーランスを支援してくれているのです。
感謝しつつ、100%生かしたら良いのではないでしょうか。
事業の実情はそれぞれ違います。
自粛期間になって演奏の場がなくなっても
Youtubeで収益を維持できている人や
リモートでオンラインレッスン等を行い収入がある人もいれば
事業売上が全くの0の人もいます。
国が提供しているものに対して"知らなかった"では
国のやることに対して否定も肯定もできません。
まずは知って、取り組んでみて
その先で話ができる人に私はなりたいと思っています。
みんなでこの危機を乗り越えましょう!!!