フリーランスミュージシャンも貰える、持続化給付金
持続化給付金って?
突然旬の話になりましたが緊急で皆さんにお伝えしたいと思ったので
もともとのプランを変更してご案内させて頂きます。
2020年4月30日に令和2年度補正予算案が成立しました。
"持続化給付金"という項目があります。
雇用の維持と事業の継続を狙いとした政策で
フリーランスは最大100万円の給付を受ける事ができます。
こちらの給付金について細かく書いていこうと思います。
自分はいくら受け取る事ができるの?
こちらに関してはわかりやすい計算式があります。
給付額=2019年の年間事業収入-対象月の月間事業収入×12
※個人事業主の場合は最大100万円
※10万円未満は切り捨て
- 2019年の年間事業収入
こちらは2019年(令和1年度)の確定申告で申告した事業収入です。
確定申告を済ましていることが必須条件となります。
確定申告を済ましていれば白色申告、青色申告は問いません。
- 対象月の月間事業収入
対象月となる月は"前年同月比で-50%の月"
という条件があります。
こちらに関して青色申告を行ったか、白色申告を行ったかで算出方法が異なります。
こちらを今年の月毎の売上と照らし合わせ
50%以上減少した月があればそちらを選択して構いません。
また、事業収入という事なので給与として受け取ったもの(アルバイト等)は
計算に含みません。
計算例
私はフリーランスのミュージシャンです。
収入は演奏メインで、他にも生徒のレッスンなどをしています。
- 青色申告者
- 昨年の事業売上は200万
- 2019年4月には15万の収入がありました。
- 2020年4月の売上は演奏での収入が無くなり、レッスンのみで1万円です。
4月の売上に関して比較すると2020年になって50%以上減少しているので対象月です。
計算式に当てはめると
200万円-1×12=188万円
個人事業主の最大額は100万円なので給付額は100万円です。
もうひとつ別の例を出しましょう。
こちらはフリーランスとして活動し始めたばかりの方を想定した例です。
- 白色申告者
- 昨年の事業売上は65万
- 2020年4月の売上は演奏、レッスンともに無くなり0円です。
650,000÷12=54,116円(2019年度の月毎の売上)
54,116円と0円を比較して50%以上減少しているので対象月となります。
計算式に当てはめると
65万円-0×12=65万円
10万円未満は切り捨てという条件があるので
給付額は60万円になります。
終わりに
今話題の持続化給付金について取り上げました。
今月の収入が7,700円しかなかった私にとっては大変ありがたいものです。
しっかりと準備をして申し込みたいですね!
せっかく我々収入が減少したものたちを支援してくれる給付金です。
国が意図した内容にのっとって100%生かせるよう努力していきましょう。
こちらの給付金を貯蓄に回すのではなく積極的に事業投資を行い
経済を回すことに微力ながら協力できたらと思います。
今回の記事では持続化給付金の概要と給付額の計算方法について
書きました。
次の記事では持続化給付金の申請方法についてなるべくわかりやすく
フリーランスミュージシャンの気持ちに寄り添って書きたいと思います。